――「お父さま、ついに、私たちは出逢うことになりました」

天の川を追放されたミカドとメサイが、幾千幾万もの時を超え、美しい島ユンヌで再会する。

 

 

近未来の日本を舞台に、オフデイをミュージカル作家として過ごす星良。

彼が何かに導かれるように書き綴ったストーリー『アイランド』を軸に、伝説と現実とが入り交じりながらも、すれ違いを続ける二人。

そんな二人が出逢うのは――。

記念すべき最初のレビューをどれにするか迷いましたが、森瑤子さんの『アイランド』に。

運命に導かれた素敵なラブストーリーです。

 

近未来の日本。

ミュージカル作家の星良雅也が紡ぐ『アイランド』を軸に、伝説と現実とが絡み合い、すれ違い会う運命の二人を導いていきます。

 

伝説に語られたミカドとメサイの二人が、茫漠たる宇宙をただよい、輪廻転生を繰り返しながら、互いを求めてさまよいます。

時には一年のずれで、すれ違いしつつも、とうとう星良と昌世として生まれる。

それでもすれ違って、なかなか出会えない二人にもどかしさを感じながらも、次の陽子の言葉に納得。

「きっとだめよ。無理にお膳だてしても、どちらかの都合で実現しないと思うわ。二人は機が熟して、逢うべくして逢うのよ」

――そして、その運命は、すでに『アイランド』に示されていたのです。

 

メインのストーリーも素敵ですが、そのサイドで語られる物語も、地球に迫る巨大隕石や、地球から脱出するノアの箱舟的宇宙船などスケールが大きいですね。

 

驚くべきはこの壮大な小説を、6日間で書き上げたという森瑤子さん。

よほど与論島を愛していたからこそ、様々な歯車がかっちりとかみ合って生まれた物語なのでしょう。

私も、小説を書いているのでわかりますが、こういう「神の手の技」で生まれた小説が面白くないわけがありません。

 

こちらも必見。

「与論島の伝説が近未来小説になった〜与論島と森瑶子〜」三嶽公子さん

http://373news.com/_life/go_out/amami/20130509.php

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